小さな旅.◎ニッコウキスゲと石楠花を訪ねて

2017/07/12

高山植物は今が花盛りです。新聞やテレビが各地の花便りを伝えています。私はそういえば、よくマスコミの報道に促され昔を思い出しながら出かけることが多い。今回の「ニッコウキスゲと石楠花」も、そんな報道がきっかけだった。

磐梯山の西側にある雄国沼のニッコウキスゲと、安達太良山の石楠花である。湿原一杯に花開く黄色いニッコウキスゲ。尾瀬の大江湿原を思い出す。木道を歩きながら目に映る花々は、私の気持ちを癒してくれる。嫌なことをみんな忘れさせてくれる。大事にしなくては、、。

年老いて歩けなくなったら、どうしよう。せめて写真に収めておけば救われるかも、、と、デジカメを持ち歩いている。

安達太良山の石楠花もそうだ。いつもは、塩沢から馬返し、八幡滝、霧降りの滝経由で僧悟台に登り、箕輪山と鉄山の鞍部に出て、尾根道を安達太良頂上へのコースどりをしていた。現在は僧悟台コースは事故が多く廃路扱いになったと、「くろがね小屋」の親父は言っていた。石楠花の群落のある箇所は、ゴンドラと頂上の間にあり、私にとっては下りのコースの途中に見ていた花だった。ゴンドラも昔はリフトだったと記憶している。この日は天気もよく晴れ渡り、風もなく少々暑さを感じての石楠花との出会いだった。白系の花が多くピンク系の花は少なかったように思えた。それにしても綺麗だ。お湿りがあったら、もっともっと綺麗になるに違いない。