小さな旅.11 錦秋の尾瀬を訪ねて

2017/08/16

かねてから、いつかは再び訪れてみたいと願っていた錦秋の尾瀬に、ついに出かけることが出来た。きっかけは、新聞、テレビなどで盛んに報道されているのが、要因であった。さかのぼること40数年前、当時国鉄では仙台から21時発「尾瀬フラワー号」を運行していて、翌早朝、会津田島に着き、バスに乗り換え、沼山峠への夢を乗せてくれていたものだった。「夏の想い出」の調べに乗せられて列車内は常に満員で通路に新聞紙を敷いて満足に眠れぬ夜を過ごした想い出がよみがえってきた。

若い頃の今では懐かしい過去の出来事のひとつのページをめくりながら、愛車のハンドルを尾瀬へ尾瀬へと向けて、エンジンは快調にパワーを上げている。6年連続で7回訪れた尾瀬。残雪時の水芭蕉、黄色のリュウキンカ、みつがしわ、ヒメシャクナゲ、大江湿原のニッコウキスゲの大群落、標高2,356mの燧ケ岳の頂から見下ろした尾瀬ヶ原と尾瀬沼。どこまでも延々と敷かれた木道。みんな懐かしい俺の大事な青春時代の宝物だ。

いつかは再び訪れてみたいと願っていた尾瀬。ついに今実現させることが出来ることとなった。(2016.11尾瀬) つづく。

『食材持ち込みの炉端焼き専門店』

【セルフ炉ばたや いずみ・店主のつぶやき】