大阪桐蔭 春夏連覇逃す 仙台育英 逆転さよなら

2017/08/20
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地元仙台のチームの試合なので、テレビ中継を見ていたが、8回に桐蔭が先制点を挙げた時点で、勝敗は決まったなと思ってしまった。それまで、両チームの息詰まる試合運びの展開で、なかなか得点には結びつかなかった。試合も終盤に入り、残り2イニングスを思えば、ひっくり返すなんて、至難の業にしか思えなかったが、野球とは、分からないものである。9回ツーアウトの絶体絶命の場面で流れが変わってしまった。渋くセンター前へヒットを放ち、果敢に盗塁を決め、一打同点のスコアリングポジションにランナーを進めたことには驚いた。あの場面で、よく盗塁をさせたなぁと思ってしまった。アウト一つで試合が決まるというのに、よく盗塁のサインを出した監督の姿勢に敬意を表したい。つづく四球は守り易さを考えれば妥当な選択。驚いたのは次打者のショートゴロで、万事休すと思われた際、審判のセーフの判定に一瞬何が起こったのか、理解出来なかった。ビデオ映像を見て分かったが、この一塁手にとっては、生涯忘れられない出来事として記憶に残っていくのだろうか。いたたまれない。これで桐蔭の選手達は劣勢の立場に立たされ、次の逆転打に結びついたと思われる。繰り返す、野球とは正に、筋書きの無いドラマである。いい試合であった。