寝台列車は趣きがあったよね

2018/01/11
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今でこそ旅はマイカーになってしまいましたが、以前は頻繁に夜行寝台列車に乗っていました。最も安い3段のものです。今もあるのかなぁ。仙台から遠方の目的地に移動するには、安くて、朝目がさめたら、目的地付近に着いているのが何んといっても魅力でした。レールのすき間から生じる、がたんがたんとする音が、なんともいえなく良かったです。風情があるというか、いかにも旅をしているんだという想いを感じて、私には、忘れられない青春時代の思い出です。ベッドも質素に出来ていて、枕元に小さな灯りが灯っている程度でした。寝酒をいただいたり、文庫本に目を通したり、旅好きな青年にとっては、俺は今まさに旅をしてるんだと、ひとり感じいったものでした。そんな情緒を醸しだしてくれた寝台列車が、今も忘れられません。

【セルフ炉ばたや いずみ・店主のつぶやき】