からむしの里を訪ねて

2018/06/28

福島は会津の奥また奥の昭和村を訪ねる機会があった。みどり濃い山々を抜けて山里に600年も昔から伝わる「からむし織」の里である。地域に長々と伝わっている「からむし織」とは、イラクサ科の植物の繊維を糸にして織り上げた織物で、高冷地ゆえ、稲作よりも貴重な換金作物の一つであるという。私にとっては、そんな地域に古くから伝わる伝統工芸の一端を垣間見る機会であった。

(セルフ炉ばたやいずみ・店主のつぶやき)