旧宿場町・福島大内宿の今

2018/07/28

昔から人々が行き交った土地にあった宿場。新たに道路が出来て、それまで人々が大勢行き交い、賑わっていたところが、突然のように人の往来が途絶え、歴史から取り残されたようになった宿場町、そのひとつに、福島県会津にある大内宿です。昔は、と言っても、昭和40年代後半ですが、仕事で会津に行った際、時々この宿場町を寄り道して一息入れていた頃がありました。当時は今と違って町並みが質素というか、商業色が少なく、疲れた気持ちを癒してくれるのに最適でしたが、現在は、いたるところに、けばけばしい看板や、土産店が見られ、昔の心安らぐ思いを抱くには、程遠い有様に変わってしまっています。しょうがありませんけどね。時の経過とともに、みんな変わっていくのは、何処にでもありますからね。そういえば、近くに「塔のへつり」という、川沿いの岩場が、水の流れで侵食されて、遊歩道のようになった景観のいいところがありますが、今は岩場が崩れてj満足に歩くことも出来ず、見る影もなくなってしまったのが、心残りです。

(セルフ炉ばたや いずみ・店主のつぶやき)