アウトドアライフ.2

2019/03/18
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今回は夏の鮎釣りの場面です。泊りがけで鮎釣りを楽しめるのは7・8月まさに夏真っ盛りの時期になります。せっかく鮎釣りの盛んな場所に行くんだから、日帰りじゃ不満足。二日間も楽しめるように泊りがけを企画しています。しかもお金を掛けないでテント泊か車中泊で。行先と日時を決めれば、持ち物の準備はいつもどうり簡単に済ませてその日を待ちます。釣り用具一式、食料、飲み物、テント類一式を車に詰め込みいざ出発。ルンルンな気分で仙台を立ちます。現地で囮を購入し私の鮎釣りが始まります。釣果はバラバラ。釣れるときもあれば、そうでない時も。陽が陰ってきたら、鮎が餌を食べにくるトロ場に掛かる瀬を攻めて、その日は竿を納めます。釣りを終えたら、真っ先に薪拾い、量を十分確保するまで周辺をうろうろして、枯れ木を集めます。この枯れ木が無いと焚火を楽しめませんからね。次はテント設営。地面が河原なのでボコボコ。体を横たえる箇所を平らな所に確保するのが大変。荷物を置く箇所なんてボコボコでもよし。寝る際は段ボールを何枚も下に敷きます。途中のスーパーで確保が必要。翌日焼却処分が出来るからね。焚火をする箇所を決め、カマドらしきものを作り、周りに食料をはじめ、荷物を置く。辺りが暗くなり始めてきたら集めてきた枯れ木に点火。いよいよ夜の部のスタートです。獲った鮎を串に刺し、塩を振って焚火の周りに立てます。内臓は取らなくて、そのままでOK。この時期の鮎の餌は石に付いたコケなので、下ごしらえは必要ありません。「海背川腹」の要領で鮎を焼き始めると、辺りが香ばしいコケの香りに包まれます。なかなか体験できませんよ鮎釣りをやらない人には。日常生活では体験できないアウトドアの良さが、ここにもありますね。ストレスなんて一瞬に吹っ飛んでしまいますよ。尚、車がすぐそばにあるなら、照明も付けられます。シガレットから電気を引っ張りLEDも灯せます。ただし車で発生させた電気を、普通の電気に変換させる器具が必要です。電気店で2000円位で販売しています。参考にしてください。アルコールの美味しさと、鮎の美味しさに包まれ、まさに至福の世界。空を見上げれば満点の星空。何も言うことなんてありません。アウトドアライフの良いところですね。しかし良いことばかりではありませんよ。ときには突然、雨が降ってきて慌てることもありますからね。上流で雨が降って水かさが増して、荷物が水浸しなんてこともありますよ。注意しましょう。火災にも注意が必要。水際なのでそれ程心配しなくてもいいんですが、火の始末には十分心がけましょう。ほどほどに時を過ごしたら、あとは寝るだけ。心地よく、いい夢を見ながら朝を迎えましょう。外が白じんできたら朝。カマドでゴミを燃やしながら湯を沸かし、朝食の準備にかかります。いつも朝食は簡単。カップラーメンで済ましてしまうことが多いかなぁ。荷物を取りまとめ車に突っ込み、鮎釣り二日目の始まりです。鮎との対話の始まりでもあります。

(食材持ち込み炉端焼き専門店)

【セルフ炉ばたや いずみ・店主のつぶやき】