最近 サスペンスに はまっています

2020/03/28
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部屋を片付けていたら、昔読んだ松本清張さんの「天城越え」のちっちゃな本を見つけた。ついつい懐かしく数日を要したが、最後まで目を通してしまった。家出を試みた少年が峠道で可愛い芸子さんに出会い、一緒に又来た道を戻るが、途中、芸子が通行人と親密なひと時を持つ機会があった。その際の様子から芸子に淡い思いを抱く少年は、芸子が通行人から迫害を受けていると勘違いをし、事を起こす。警察は懸命な捜査をするが、結局は容疑を受けた芸子は決定的な証拠もなく不起訴に。時は経過し、かつての少年は印刷業に携わっていたが、ひょんなことから、当時捜査をしていた元刑事から、迷宮入りした事件の真相を知る機会が与えられるという、松本清張さんのサスペンスです。最近のテレビは、くだらないバラエティーとコロナばかりで、正直遠慮する機会が多かったが、そんな時に出会った「天城越え」は、私に眠っていた昔を思い出させてくれた。ひと頃、サスペンスにはまって、西村京太郎さんの十津川警部シリーズを読み漁ったことがあった。幸い本はすべて残っている。早速段ボールに詰まった十津川警部を引っ張り出してきた。それぞれのストーリーは忘れてしまっていて新鮮思いでページをめくっている。ただ昔と違うのは、眼鏡を外さないと活字が見えなくなってしまったことかな。しょうがないよね、齢と共に視力は落ちるんだから。それにしても、一刻も早くコロナが収束したらいいのにね。

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