久しぶりに「石化け木化け」しちゃったよ

2020/04/26
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渓流釣りの鉄則「石化け木化け」の動き。これは岩魚・山女魚などの渓流魚は、生息環境がそうさせるのだろうが、実に怯えに敏感だ。普段の様子に少しでも変化があると身を隠す。たとえば、釣り人が流域を移動している様を察知したら、しばらくは石の下から出てこない。釣り人はその生態を逆に利用して釣りをしたらいい。魚に釣り人の姿を察知されないように釣りをすることだ。姿勢を低くして竿を操り体は動かさない。動かせるのは竿を握った手だけ、あたかもその姿は、周りの石のように樹木のように周りに同化。これ「石化け木化け」という。この鉄則を「タラの芽」採りでやっちゃったよ。採取している際、人の気配を感じたらその場で決して動かない、絶対に動いてはいけない、人がその場を離れるまでは。もし自分がそこにいることをを知られたら、高価で貴重な「タラの芽」の存在が知られてしまう。その瞬間が非常に大切なのだ。こうして20数年間安定して「タラの芽」を採取してこられた。その場所は息子にだって教えていない。クラスター箇所(密生箇所)も、おかげで幾つか確保できている。息子が「タラの芽」採りに関心を持ちだしたら喜んで教える。今はそんな年齢になってしまったよ。

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