行ってきました 見てきました 「ドラゴン・アイ」

2020/06/15

一週間くらい前の地元「河北新報」の新聞記事に、興味を惹かれる写真が載っていました。「ドラゴン・アイ」というものです。岩手・秋田をまたがる山岳観光地の八幡平頂上付近にある「鏡沼」というところです。沼を覆っている雪の解ける様が、まるで、まるい「目」のようになって溶けていくのだそうです。溶けた水がエメラルドのような色をしていて、まさに「ドラゴン・アイ」という表現にぴったり。しかも見ごろは、ここ一週間だというではありませんか。もう、居てもたってもいられません。早速、14日に仙台を後にしました、見てきました、そして、見てきました。コロナの影響で、幸か不幸か、ここ数日お客様の予約はありません。天気予報を確かめ、テントをはじめ、いつもの用具を車に詰め込み、途中、スーパーで食料を買い込み岩手山登山口の一つ、「御神沢駐車場」へ、まっしぐら。設営後、軽く一杯。更に満天の星空にも温かく迎えられ、気持ちはますます昂るばかり。まるでワクワクする気持ちを抱く子供のよう。明けて15日は、まずまずの空模様。「たけのこ」を採るために停めてある車を右に左に見ながら、到着した頂上付近の駐車場はすでに大勢の人達でにぎわっていた。ぞろぞろと連なって雪道を歩くこと約10分。念願の「ドラゴン・アイ」に、出会う事が出来ました。「綺麗、神秘的」。はるばる仙台から、あわてて飛んできた甲斐があって良かったよ。もし、雨にでもなったらと思うとゾッとしますからね。それにしても、この水の色は何なんだろう。近くには別に大きな沼が二つあったけど、そちらの水の色は普通の色だったのに。たぶん火山性の成分が含まれているのかもしれない。そんな程度のことしか思い浮かばない。所詮、そんな程度の知識しか持ち合わせていない自分である。出会いに満足した後は、玉川経由で盛岡に出たが、気になった出会いに遭遇した。岩手側同様、秋田側も「たけのこ採り」の時期なのだが、こちらは毎年クマとの人身事故が発生しているせいか、道端の車をとめられるスペースには、ロープが張られ「入山禁止」の表示がされてあった。にも関わらず、いたるところに車が駐車されてあるではないか。なかには7~8台まとまって駐車され、数人の人達が話し込んでいる光景に遭遇した。多分、「たけのこ」を買受けする業者との取引場面なんだろう。毎年発生しているクマとの事故防止のため、秋田県側が注意喚起しているにも関わらずである。目にしてはならない光景を目にしてしまったよ。「ドラゴン・アイ」との美しい出会いの後だけに、よけいに醜さと出会った感を抱いてしまったよ。

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【セルフ炉ばたや いずみ・店主のつぶやき】