昨夜の「スポーツ名勝負」は 良かったですよ

2021/01/11
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テレビ番組は、わたしにとって、くだらないのが多くて、観る気になれず、どうしても、ニュース、ドキュメンタリー中心になってしまっている。そんな時、昨夜、NHKさんの番組で「スポーツ名勝負」というのを拝見。昭和48年夏の甲子園大会だ。怪物・江川投手を要する栃木・作新学院対、後に中日に入団した土屋投手を要する千葉・銚子商業との一戦である。これまでの対戦では、練習試合を含めて、4~5試合すべて作新が勝っている。この試合は両者譲ら0-0のまま延長へ。私は確かこの試合を昭和48年に観ていた。最後は雨の中、銚子が満塁で押出の四球を得て、サヨナラゲームになったはずだ。当時の日本は、高度経済成長期で、毎年春闘で給料が上がっていた頃で、まだ余裕があった頃でもある。週休二日制も始まったころで、確か、我が社も4回に1回土曜日が休みになり始めたはずだ。勤務中にも関わらず、事務室内にはテレビが置かれ、音声を抑えて皆で見ていられる時代でもあった。もちろん各自の机には灰皿が置かれてもいた。そんな時代である。野球好きの私にとって、甲子園大会の模様を仕事中に観られるのはまさに最高、なんの不自由もなかった。

さて、話を元に戻すが、作新優位との下馬評だったが、なかなかヒットを打てず、むしろ銚子の方が怪物に果敢に挑んでた試合だった。江川投手の剛球に対して、バットを短く持って振り切り、振り遅れながらもセカンドオーバーのポテンヒットが数多くあったようだ。映像は延長に入ってから、全てが残っていなかったようだが、最後のサヨナラシーンのものは、はっきりと残っていた。ヒット、フォアボールなどで満塁。カウント、2-3。怪物・江川投手にしても絶体絶命の場面。そして投げられたボールは、バッターの頭の上に放られた痛恨の押出しのボールだった。まさに「怪物江川・最後の一級」である。

やっぱり、ドキュメンタリーは、いいね。録画しておけば良かったよ。

追伸。次の番組、元阪急の山田投手のものも、良かったよ。日本シリーズ、阪急対巨人戦。王選手に逆転サヨナラ・ホームランを打たれて、マウンド上でうずくまる山田投手の姿だが、何度見ても記憶の残っている場面だね。気落ちした山田投手に声を掛けたのは、あの韋駄天・福本選手だったんだね。福本選手もすごい記録を残したんだが、メディアには出てこないのが残念。あまり肩が良くなかった森捕手が、必死に練習をして俊足・福本選手を刺したことがあったことを思い出したよ。みんな昔のことだけどね。

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