京都五山送り火の思い出

2021/08/17
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昨夜、テレビで京都五山送り火の模様が放送されていた。あいにくのコロナの影響で、それぞれの火柱は1ヶ所のみで、何とも様にはなっていなかった。これも皆んなコロナ感染を防ぐためなのだろう。この送り火のみならず、ことごとく日本の祭りは満足に開催されていない。コロナが憎い。本来なら、京都の街中から周りの山々に描かれる炎を皆んなで楽しめるはずだったのだ。思い出した。昭和44年の今日、まだ20歳の時、私は京都のホテルの宴会場からこの炎を見ていた。漆黒の山々に描かれた鮮やかな火柱を。もちろんこの目で見たのは初めてのことで、酔いと一緒に観たこの送り火の鮮やかさは、今でも忘れられない。あれから50年。私も歳を取ったものだ。

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