岩手の怪物誕生か

2024/02/17

 高校野球界の怪物が再び誕生か。岩手花巻東高校野球部の佐々木麟太郎選手である。高校通算140本塁打を放った彼のことである。野球界では何かと話題になっている選手でご存じのことと思う。その彼が日本プロ野球界には入らず、先ずはアメリカの大学に留学することになったようである。将来を見据えてのことだと思っている。

 思えば岩手県選出の優秀なこと、どうしてだろうと思ってしまう。ドジャースの大谷さん、ロッテの佐々木さん、ブルージェイズの菊池さんらの名が挙げられるからすごいものではないか。どうして岩手県は優秀な選手を生み出すのか知りたいものである。

 昨年(令和5年6月7日)盛岡市で開催された春の高校野球の東北大会で、わが母校が彼の花巻東と対戦する機会があった。母校の応援よりも、話題になっている佐々木選手の姿を一目見ようと、はるばる仙台から女房と一緒に駆けつけたよ。

 ガッチリした体格なので群を抜いたその姿は、注目に値するだけはあるとすぐに分かった。幸いここ(きたぎんボールパーク)のバックネット裏前列6席目を確保し、いよいよ始まるプレイボールを待つばかりだ。

 初回早速並外れたパワーを見せられた。ランナーを一人置いてレフトオーバーの二塁打を放たれた。その打球の早いこと早いこと。簡単に先取点を取られてしまったよ。正に蛇に睨まれた蛙のようだ。先が思いやられる。果たして何点とられることか。コールドゲームだけは避けてもらいたいと思ったのは私だけではあるまい。人並外れたパワーをまざまざと見せられてしまった。

 センターオーバーの大飛球、ライトオーバーの大飛球と続く、最後はサードへのファウルフライで終わったが、けた外れの能力は本物だった。両翼100M、センターは確か120Mはあったろう。外野手はフェンスぎりぎりまで深く守っているのだが、当たり前のようにそこまでボールが届くのだ。高校生レベルではないのは確かだ。なんて恐ろしい選手が出てきたものだ。彼が日本の野球界に出てきても、アメリカの野球界がほおっておかないのではないか。試合の結果は、0-2で当方が敗れ去って悔しかったが、コールドにならなくて正直ホッとしたのが正直だった。

写真は佐々木選手がセンターオーバーの大飛球を放った場面です。

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